かねと水産の煮干し

FEATUREかねとのこだわり

1鮮度

当社は煮干しの鮮度に非常にこだわっております。水揚げされたばかりの新鮮な魚を、すぐに煮干しに加工することで鮮度を最大限に確保しております。加工中にも鮮度を落とさないよう、温度管理や衛生管理に細心の注意を払っております。

1魚質

当社では天然の魚を煮干しに使用しております。肉厚で身が引き締まり旨味が豊かであることが特徴です。また、魚本来の風味を損なわないよう独自の製法で加工しております。

千葉県産の特徴

九十九里浜を含む千葉県房総沖海域は水温や塩分の濃度がイワシの住処に非常に適しています。
また、黒潮と親潮の寒暖両海流が交わるため、エサとなるプランクトンが多く繁殖しており、良質なイワシの水揚げがあります。
このイワシに適した海を有している九十九里浜沿岸は、広く開いた海に面しているため風が強く、千葉県産煮干の特色である天日干しに適しています。

煮干しの栄養

煮干しには、100gあたり2200mgのカルシウムが含まれており、歯や骨を丈夫にしたり、骨粗鬆症の予防やストレスを抑える効果があるといわれています。ビタミンDと一緒に摂るとカルシウムの吸収率は良くなりますが、煮干しにはこのビタミンDも豊富に含まれています。
また、煮干しは造血に作用し、貧血を防ぐ鉄分、血液をサラサラにして、動脈硬化・高血圧などを予防する効果のあるDHA(ドコサヘキサエン酸)、心筋梗塞・脳血栓・脳梗塞といった血栓症などを予防する効果のあるEPA(エイコサペンタエン酸)も多く含まれています。その他にもタウリン、マグネシウム、亜鉛など、さまざま栄養素が含まれています。

TYPE主な煮干しの種類

  • 青口煮干

    香りがよくコクのある濃厚な出汁

  • 白口煮干

    まろやかであっさりとした甘みのある出汁

  • 平子煮干

    白口とは違うあっさりとした出汁

  • うるめ煮干

    煮込んでも苦味が出にくく甘みがあり
    クセの少ない出汁

  • たづくり(ごまめ)

    カタクチイワシの稚魚の素干(すぼし)
    主にお正月のおせち料理等に使う地域が多い

  • その他

    時期によってはサバ煮干、アジ煮干なども
    製造しております。

FLOW煮干しが出来るまで

  • STEP1水揚げ

    早朝に漁獲されたかたくちいわしの鮮度を保つため砕氷とともに煮干加工場まで運びます。水揚げされたいわしを、皮をむき、脂の有無・鮮度・また、いわしの食べた物などを見分けて、
    入札にかけられます。(この目利きにより、どのような煮干に仕上がるか判断します)

  • STEP2洗浄

    ぬめりやうろこを取るために、真水で十分に洗浄します。

  • STEP3選別

    かたくちいわしの魚体の均一化のため、選別を行います。

  • STEP4かご立て

    かたくちいわしを、セイロにのせます。

  • STEP5煮熱

    90℃~95℃の塩水(約3%~3.5%)で煮熱します。
    (魚体のサイズによって時間・温度を調節します)

  • STEP6乾燥

    最初は天日干しをして、仕上げは機械乾燥で低温で丁寧にじっくり仕上げます。
    仕上げ乾燥の技術が個々の煮干し屋の伝統の技術です。
    (天日干しした煮干しと、煮熱させすぐ乾燥機にいれた煮干しとでは、色・つやが違います。
    また、天日干しした煮干しの方が頭や身がしまっていて、
    しっかりした煮干しに仕上がります。)

  • STEP7選別・箱詰め

    色・つや・大きさ・形状などの見地から、一定の品質に達していないものを目視で
    せいろ1枚づつ選別します。また、混ざった異物などを、目視によって取り除き、
    箱に詰めていきます。(水揚げされたかたくちいわしとともに、木片、ビニール、貝殻、
    金属片など色々な異物が混入してくる場合があります。それをセイロ一枚ずつ目視によって
    丁寧に選別していきます。)

  • STEP8袋詰め、検品

    規格の袋に規定量の製品と脱酸素剤を入れ、シールします。
    その後、金属検出機を通し、異常がなかったものをダンボールに規定数入れます。
    (水揚げから袋詰めまで最短4日で行うため、色つや、鮮度が良く、
    上質な煮干しができます。)

  • STEP9出荷

    段ボール詰めした製品を出荷します。